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生命を維持するための重要な働き
胎盤(プラセンタ)の重要な働きは、胎児へ酸素や栄養を送ることに加え、各種臓器の機能を十分に備えていない胎児のためにそれぞれの臓器の代わりをすることです。

 

胎児の発育に必要な呼吸、タンパク質合成、有害物質の解毒、ホルモンの分泌、排泄等、生命を維持するための重要な働きすべてを胎盤が行っているのです。

 

 

《胎盤が代行する各種臓器の機能》
肺臓の働き(呼吸作用)
胎児は胎盤を通じて母体の血液から酸素を受け取ります。
また胎児の放出する炭酸ガスは、胎盤を通じて母体の血液に送り出されます。
 
腎臓の働き(排泄作用)
胎盤は胎児の老廃物を処理し、母体の血液中に送ります。
 
肝臓の働き(代謝作用・解毒作用)
成人の肝臓では約200種類の酵素を使って500種類以上の化学処理(タンパク質の合成等の代謝作用)を同時進行で行っています。胎児では肝臓が持つべき酵素を十分に備えていないため、胎盤がその不足分を補いながら代謝を行います。
また胎盤は肝臓と同様に有害物質を解毒する作用を持ちます。
 
膵臓の働き(免疫作用)
胎盤が病原菌や異物等の侵入を阻止する関所の役割を果たします。
 
脳下垂体・卵巣の働き(内分泌作用)
旺盛な発育をする胎児は大量のホルモンを必要としますが、これらのホルモンを供給するのが胎盤です。
 
小腸の働き(消化作用)
胎児はアミノ酸のみをタンパク質源として利用します。胎盤で母体の血清タンパク質を消化してアミノ酸にまで分解し胎児に送ります。
なお、中性脂肪も胎盤で加水分解し、胎児に送ります。
 
 
このように胎盤は、単独で生命を維持することができない胎児の各種臓器の代行をする、“万能の臓器”と言っても過言ではありません。

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